中小企業M&AをSWOT分析する~中小企業M&A×MBAマーケティング

おはようございます。こんにちは。こんばんは。 FPオフィスALIVE國弘です。 昨日、近くを歩いていたら約3年ぶりの再会をしました。 何かの縁だと感じました。しかも住んでいる所がほぼ近所だったとはと感じました。 今日はMBA要素モリモリなタイトルですが、FPの視点も交えて行きます。

 M&AをSWOT分析をする

 以前はM&Aと言えば大企業間の問題がほとんどでした。例えばホリエモン時代のライブドアであったり村上ファンドと言った企業がほとんどでしたが、現在では中小企業の後継者不足解消手段として活用され始め、中小企業の事業承継の税制などの法整備もされるようになりました。それではSWOT分析に移ります。 

 強み 

・後継者不足を解消してくれる。

・従業員の雇用を維持できる。

・引退する経営者の老後資産が作れる。

・技術強化や弱点の補強が出来る可能性。

・会社の業績次第では節税が可能。

・中小企業の手段としても有効である。 

・株式譲渡であれば手続きは簡単

・事業譲渡であれば簿外債務を回避可能

・株式譲渡であれば譲渡後も会社が存続する 

 弱み

・企業間のマッチングは絶対ではない (マッチングされない可能性も)

・予想より低い金額になる可能性。

・従業員満足の低下の可能性

・シナジーが産まれない可能性

・事業譲渡であれば手続きは複雑

・株式譲渡であれば簿外債務を回避できない

・事業譲渡であれば税金負担が大きい 

 機会

・不動産投資やNISA、iDeCoなどの資産運用以外で個人で会社を買う選択も増えてきたこと

・廃業するよりましと言う考えが増えてきた

・2018年は過去最高の3085件

・事業承継の制度が増えてきた(個人版事業承継税制や経営承継円滑化法の改正など)

・国内M&A保険(表明保証保険)の発売

・後継者不足の企業はまだある

・特化したM&Aアドバイザリー会社がある 

 脅威

・マッチングはM&Aアドバイサリー企業次第

・不正リスク

・税務リスク 

 外部環境×内部環境

 内容としては外部環境ですが、こちらはクロスSWOT分析になります。 クロスSWOT分析に関しましては、強み×機会(積極戦略)・弱み×機会(改善戦略)・強み×脅威(差別化戦略)・弱み×脅威(防衛衰退戦略) なります。 

 積極戦略

・個人(脱サラ後のフリーランスなど)への売却を視野に入れる

・未だ後継者不足企業へのM&Aアドバイザリー企業にアプローチを仕掛ける 改善戦略 

・従業員満足の増加させることが出来る企業にアプローチすることが出来るように組織文化が似たような企業を探す

・簿外資産リスクを回避できる方法で行う 

・専業もしくは業界に強いM&Aアドバイザリー会社にマッチング依頼する 差別化戦略

・M&Aの失敗も考え社員から後継者候補を選出することも考える

・赤字企業の場合、売り手を黒字企業にする

・株式譲渡をメインに考える

・表明証明保険への加入

 防衛衰退戦略

・シナジーを少しでも生むような対策を練る 

 まとめ

 今回は色々あげましたが、まだまだ勉強不足と痛感しております。考えとしては、簿外資産リスクを回避したければ事業譲渡で良いかと考えられます。特に収益を上げている企業さんやある程度の内部留保を税務リスクに回してハードルも下げることも1つです。 M&Aのマッチングを上げるためには業界に特化したアドバイザリー会社やその業界に一番力を入れているアドバイザリー会社に依頼することをお勧めします。例えば不動産会社であれば不動産業界に特化したアドバイザリー会社、建設業界であれば建設業界に強いアドバイザリー会社に依頼することをお勧めします。

FPオフィスALIVEはM&Aのアドバイザリー企業ではございませんが、事業承継の中でもM&Aの相談には対応しており、一番力を入れております。ですのでM&Aアドバイザリー企業との協業や業務提携はこれからの課題でもございます。 M&Aアドバイザリー企業様との協業はお互いを強くしていくチャンスにもなりうるかと考えております是非ともよろしくお願い致します。

→alive.kunihiro@gmail.com

オフショア投資で老後資産を最大化|グローバル投資の専門ガイド

オフショア投資で老後資産を最大化。外貨建て資産や節税対策を活用した効果的な資産運用法を、グローバル投資の専門家が詳しく解説します。

0コメント

  • 1000 / 1000