中小企業のM&A
おはようございます。こんにちは。こんばんは。 FPオフィスALIVE代表のアカガイ、ミルガイ、ナイスガイ國弘です(笑)。
狩野英孝さんって憎めないんですよね(笑)わかる人はわかるかもしれませんしわからない人はわからないかもしれません。
今日はMBAを持つファイナンシャルプランナーによる中小企業のM&Aについて行います。
事業承継としてのM&A
M&Aの説明に移りたいと思います。M&Aは企業買収もしくは企業合併のことです。M&Aと言いますと阪神電気電鉄やブルドッグソースなど大企業のイメージがあるかと考えられますが、近年では中小企業の後継者問題解消方法として用いられます。 先ほどM&Aは後継者問題の解消手段と言いましたが、メリットとデメリットがございます。
M&Aには企業合併と企業買収がございます。
企業買収に関しましては、株式取得と事業取得がございます。
その中でも株式取得の場合、株式譲渡・株式交換・第3者割当増資がございます。 中小企業のM&Aは株式譲渡が多い?? M&Aには株式取得の場合3つの手段があるとお伝えいたしました。その中でも株式譲渡が多く採用されています。
株式譲渡とは売り手企業が持っている全株式を売却して、経営権をすべて買い手に譲渡する方法で、中小企業のM&Aは株式譲渡が一番多いと言われています。 理由は、株式総会の承認や債権者保護手続きが不要であるなど複雑な手続きは少ないことです。 他のメリットもございます。
①買収側も被買収側が存在できるため独立性の維持がしやすいこと
②過半数の株式取得を取得すれば、支配権を確保できるため反対側の株主に対して柔軟な対応が出来る ここまではメリットですが、ただしデメリットもございます。
①被買収企業が存続するためシナジー効果が薄い
②法人丸ごと引き継ぐため簿外債務を引き継ぐ恐れがある
③株主が分散している場合、全ての株式を買い集められない ここまで考えて行けば、デメリットの3つが1つもなければいいものかもしれません。
株式譲渡を恐れるのであれば、事業譲渡の方法も株式譲渡よりは複雑な手続きは多くなりますが、簿外債務を引き継いでしまうことの心配がないことや不動産取得税などの税負担が重いことが苦になることがありますがお勧めです。
M&Aの全体的なデメリット・メリット
このように考えればM&Aかなと思うかもしれませんが全体として見ればデメリットもございます。
①買い手がいないケースもある。
②企業文化がなじまない場合がある。
③買い手が制度を変えてしまう恐れ(労働環境が変わり社員の離職の可能性も)
④想定の金額より低い可能性もある
続いてメリットに移ります。
メリットに関しましては、雇用の維持も出来ますし、行い方によれば事業拡大等も行うことに対して期待が出来ます。そして廃業コストもかからないことがメリットになってきます。
デメリットの解決方法
M&Aのメリットとデメリットを解決する方法 このように考えれば、消極的になるかもしれませんが、絶対条件としてはM&Aアドバイザリー企業とうまく付き合っていくことをです。
M&Aアドバイザリー会社は人で言えば結婚相談所
M&Aアドバイザリー会社とは一言で言うと結婚相談所です。
M&Aは人間で例えれば結婚です。一言でいえば企業同士の結婚を仲介する会社と言うことです。
例えば製造業であれば、製造業のM&Aに力を入れている、医療福祉であれば病院や老人ホームなど沢山ありますが、その業界に強いもしくは特化したM&Aアドバイザリーを選ぶことをお勧めします。
まとめ
親族は継ぎたくないことや社員が継ぎたくないなどの問題と考えれば、廃業するのも手ではあるが社員が心配だとなればM&Aも1つの手段です。もし買い手が見つからないとネガティブな想定を持つ経営者もいるかと思います。これから従業員を幸せにする1つとして後継者候補を作りつつ、待つのも1つです。もしマッチングが出来たとしても将来の社長候補として役員に昇進させることも可能です。
今回はここまでですが、FPオフィスALIVEは不動産投資だけでなく、事業承継やM&Aについてもアドバイスそしてコンサルティング致します。
alive.kunihiro@gmail.comまでご連絡ください。
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