マルチカレンシーとはMBA取得のFPが解説
MBA・FPオフィスALIVE代表國弘泰治です。
今回はマルチカレンシーについて説明していきます。
マルチカレンシーとは??
マルチカレンシーって「また横文字??」って思われましたよね。
「そうですまた横文字なんです!!」
確かに横文字を聞くとわからないなんて思うのも当然です。
マルチカレンシーというのはマルチカレンシー口座のことで、複数の通貨を1つのアカウントで管理が可能ということです。
マルチカレンシーで代表的なものとしては、聞いたことはない人もまだいるかと思いますが、WiseやPayPalが代表的です。
マルチカレンシーのメリットとリスク
マルチカレンシーはメリットとリスクがございます。
今からメリットとリスクについて説明していきます。
マルチカレンシーのメリット
マルチカレンシーのメリットは2つです。
為替差益の期待
為替変動の差益が期待ができます。
海外送金などがそのままできる
円以外通貨に投資するということは外貨になります。
その後、購入した外貨で商品などを購入することも可能なのです。
メリットについて説明をしましたが、デメリットもございます。
マルチカレンシーのデメリット
マルチカレンシーのデメリットは3つございます。
為替差損が発生する
為替差益が発生すれば為替差損も発生します。
例を挙げると110円で1ドル購入したとしましょう。そこで100円で1ドルを売ったとしたら110-100なので10円マイナスとなるわけです。
為替手数料がある。
外貨を購入するとなると為替手数料が発生します。
預金保護の対象にはならない
外貨は預金で購入しても、オフショア投資などをしても預金保護制度の対象外となります。
ここまで考えると、あまり外貨を持つイメージはわかないかと思いますが、ただ円の価値も下がっているのは事実です。
そこで今回はマルチカレンシーに対応した投資についても解説していこうと思います。
マルチカレンシー対応の資産運用
マルチカレンシーについて説明しましたが、外貨を持っておくとたしかに差益も発生しますし、差損も発生します。
そこで、外貨を増やすのであれば手っ取り早いのは資産運用をすることです。
資産運用につては、オフショアファンドへの投資について挙げていきます。
オフショアファンドへの投資
だいたいが、オフショア資産管理口座やプライベートバンク口座経由での投資となりますが、直接投資もできます。
ただし、私はオフショア資産管理口座を活用してからの投資をお薦めしております。
オフショア資産管理口座を持つメリットは以下の通りです。
- 複数の株、債権、ファンドを一括で管理ができること
- ネットのログイン画面(日本語)で運用状況を閲覧できること
- どの通貨でもオフショア資産管理口座へ送金が可能なこと
- 注文支持もアドバイザーへ連絡するだけで可能
- ファンド手数用が安くなること
- ファンドの最低購入金額が低い
- オフショア資産管理口座にしか投資できないファンドへの投資が可能
- 利益確定による節税効果
- 共同名義人を設定可能
- 他社のオフショア資産管理口座から手数料なしで移管ができる
この10点になります。
これだけ見れば投資してみたいなんて思えないでしょう。
メリットもあればデメリットもあるよねと思いましたよね。
その通りです。
たしかにデメリットは2つございます。
オフショア資産管理口座の2つのデメリットについて説明していきます。
- 口座維持のための費用支払い
- 取引の都度、通常のITAやRL 360°などといったものよりも時間が掛かる
オフショア資産管理口座のデメリットはこれだけなんですね。
オフショアへ投資しようと考えている人へのアドバイス
300万円以上をオフショアへ投資される方で、目先の利益でなく中長期で複利運用していく方にはとてもいい口座だと私は思っています。
ただ短期的に利益を狙おうもしくはFIREしたいと思う人には向いていないかと思います。
短期的に狙うとなれば、株式投資や仮想通貨やFXで投資することがお薦めです。
それでもオフショアへ投資を考えているのであれば、短期的な投資の計画を考えてみて、短期投資で利益を出して、短期投資の資金とオフショア資産管理口座の資金を分けて投資すると良いでしょう。
何かございましたら、下のアドレスまでご連絡をお願いいたします。
alive.kunihiro@gmail.com
0コメント