海外口座についてMBA取得のFPが解説

MBA・FPオフィスALIVE代表國弘泰治です。

今回は海外口座について解説していこうと思います。

まずは海外口座ってどういうものがあるのかについて説明していきます。

海外口座は2つ

海外口座は銀行口座と証券口座の2つあり、銀行口座だけでも色々あり、商業銀行、投資銀行そしてユニバーサルバンクです。

次は3種類の銀行について詳しく説明していきます。

3つの銀行の概要とどんな銀行があるのか??

今から3つの銀行の概要とどんな銀行があるのかについて説明をしていきます。

商業銀行

コマーシャルバンクと呼ばれており預金者から資金を集めて、その資金を企業などに融資したり、債券や株式などに投資をして利益を出す間接金融の中核的な存在のことで、代表的な銀行はバンク・オブ・アメリカやJPモルガンそしてCitibankです。

投資銀行

インベストメントバンクと呼ばれ、国や企業相手に国債や債券、株式などを引き受けて、第三者の投資家に販売して利益を出すフィービジネスやコンサルティングサービスを行っています。

代表的な銀行としては、ゴールドマンサックスやメメリルリンチです。

ユニバーサルバンク

欧州で発達した銀行で先ほど説明して商業銀行と投資銀行両方の機能を持ち合わせている金融機関です。

代表的な銀行はHSBCや最近買収で話題になっていたUBSやクレディスイスなどです。

ユニバーサルバンクに関しては商業銀行と投資銀行の両方の役割があるため一定の金額以上を預けておけば、証券会社が行っている株式投資や債券投資などが行うことが可能です。

3つの銀行の選択に関しては「どのような目的で解説するのか?」などを考えて口座を開設すると良いでしょう。

このように海外の銀行で口座開設をした場合について説明をしましたが、次は証券口座を開設するとなればどのような口座があるのか説明していきます。

口座開設すればどんな資産運用が可能なのか??

海外の銀行口座を開設するとなると、わざわざ現地に向かわなければいけないイメージはあるかと思います。

コロナ禍前からですが、インターネットで日本から出ることなく海外口座を開設することも可能な銀行も増えており、まだ感染症が怖いという方であれば、インターネットを活用するのも一つかもしれませんね。

今回は銀行以外にも証券口座についても説明していきます。

証券口座に関しては、Phillip証券を例に解説していきます。

口座名としてはカストディアン口座やマージントレーディング口座、キャッシュマネジメント口座、借株口座そして株式積立口座の5つです。

カストディアン口座

一般的な現取引口座で、有価証券や現金はPhillip証券が管理しています。

マージン・トレーディング口座

信用取引口座で、シンガポール住居者向けになります。

キャッシュ・マネジメント口座

シンガポールの証券保管振替機構(CDP)に有価証券を預託し、現金を管理して決済に利用する方法です。

借株口座

同証券を通じて株式の借り入れを行い、空売りが可能となる口座です。

株式積立口座

名前の通り株式を積立するための口座です。

Phillip証券の最大の特徴として、日本ではまだ取り扱っていない国や地域の市場の株式市場に投資ができることが挙げられます。

次は5つの口座のについて更に説明していきます。

5つの口座について更に解説

先ほど5つの口座について説明をしましたが、更に説明をしていきます。

カストディアン口座は日本で言うと国内で現物取引をしている方であれば現物取引口座をイメージで、マージン・トレーディング口座は信用取引口座をイメージすると良いでしょう。

この2つの口座はPhillip証券が株式などの有価証券を受託することとなります。

四半期ごとに口座維持手数料は発生するものの四半期に一回以上の株式取引があれば免除されるといった点があります。

次にキャッシュ・マネジメント口座は安全重視な投資よりです。

個人投資家は投資信託である「ミーチュアル・ファンド」もしくはETFに投資するのが一般的です。

ETFとなると、日本でも楽天証券やSBI証券などでも投資ができるのではと思う人も多いでしょう。

確かに投資は可能ですが、海外のETFとなると日本の証券会社で扱っていないようなETFへも投資が可能です。

もし日本にない銘柄に投資をしたいのであれば、カストディアン口座を開設すると可能です。マージン・トレーディング口座は差金決済が可能ですが、シンガポール居住者向けの口座となります。

もしシンガポール以外で居住している人がマージン・トレーディング口座を作りたいのであれば、シンガポール国内の銀行口座を作ることが必要です。

今回はここまでとさせていただきます。

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