オフショア口座とオフショア資産管理口座の違いをFPが解説
MBA・FPオフィスALIVE代表國弘泰治です。
今回はオフショア口座とオフショア資産管理口座の違いを解説していきます。
今回の解説でわかるポイントを3つ説明します。
・オフショア口座とオフショア資産管理口座の違い
・投資面での違い
・オフショア資産管理口座のメリットデメリットを含めた魅力
それでは説明していきます。
オフショア口座とオフショア資産管理口座の違い
タイトルを見ると「ほぼ一緒ではないのか?」って思う人って確かに多いかと思いますが、実は全くの別物です。
オフショア口座は日本にもある銀行が海外にあるといったもので、代表的な金融機関としてはHSBC香港が代表的です。
似ているな目ではございますが、その他の違いもありますので説明します。
その他の違い~投資での違い
オフショア口座とオフショア資産管理口座の違いは日本にもある銀行が海外にあるとお伝えしましたが、投資の面でも違ってきます。
投資できるものが銀行で提携があるものかそれ以外でも投資できるかの違いです。
オフショア口座であれば、銀行が提携がある金融商品のみとなります。
例を挙げれば、ミーチュアルファンドといった投資信託やETF(上場投信)であれば、オフショア銀行経由でも投資ができますが、日本で売っているものと比較しても変わりはないといえます。
このように考えると、オフショア口座で投資するとなると、珍しいものに投資できるわけではないということになります。
それに対してオフショア資産管理口座は銀行口座でなく、証券口座がイメージしやすいと思います。
オフショア資産管理口座はGTA(General Transaction Account)と呼ばれているマルチカレンシー口座を保有して、世界中の通貨で投資が可能です。
マルチカレンシーについてはこちらの記事をご覧ください
https://fp-office-alive.amebaownd.com/posts/44280250?categoryIds=4794105
考え方としては、いろんな通貨でとうしがかのうということですので、FXなどで投資した外貨をオフショア資産管理口座に投資ができるメリットがございます。
オフショア資産管理口座開設のメリットデメリット
オフショア資産管理口座開設するにあたって10個のメリットと2個のデメリットがございます。
メリット
ここではメリットとデメリットについて解説をしていきます。
複数の株式や債券そしてファンドに投資が可能であること
この3つ以外にも仮想通貨やヘッジファンドなどにも投資が可能なオフショア資産管理口座に
投資が可能です。
ネットのログイン画面で運用状況閲覧が可能
現地の言葉がわからないといった不安もあるかもしれませんが、日本語での運用状況を閲覧することも可能です。
どの通貨でもオフショア資産管理口座へ送金可能
マルチカレンシーで複数の通貨を管理が可能になります。
注文もアドバイザーへ連絡するだけで可能
注文もアドバイザーへの連絡を経由するだけで、注文するたびに書類も不要です。
ファンドの購入手数料が安くなるもしくは無料
日本で購入可能な投資信託であれば購入手数料は無料になるケースもございます。
ファンドの最低金額が安くなる
プライベートバンクであれば最低預かり金額が大体が5000万円と高いもののオフショア資産管理口座を利用する場合は500万円あたりが最低金額になるケースもございます。
オフショア資産管理口座でしかできないものに投資が可能
オフショア資産管理口座でしかできないファンドもございますので、魅力と言えるでしょう。
利益確定による繰延による節税が可能
共同名義人を設定可能
他社のオフショア資産管理口座から手数料なしで移管が可能
この点を考えると、メリットだらけではございますが、オフショア資産管理口座を活用して投資をするということなのでメリットもございます。
デメリット
デメリットについてはこの2つが出てきます。①口座維持のための手数料が掛かる②取引の都度、ITAやRL360°などといった通常のオフショア投資よりも時間が掛かる点です。
口座維持のための手数料が掛かる
オフショア資産管理口座はたくさんのメリットはございますが、口座維持の手数料がかかることや時間が掛かる点は注意しておくと良いでしょう。
通常のオフショア投資よりも時間が掛かる
オフショア投資というと、知らない人も多いかと思いますが、知っている人であれば、インベスターズトラストやRL360°そしてDominionCapitalStrategyなどといった海外積立投資が出てくるでしょう。
取引の都度、時間も通常のものよりは時間もかかってきます。
メリット・デメリットを考えたオフショア資産管理口座の魅力
オフショア資産管理口座はデメリットを見ると口座維持の手数料が掛かることやその他のオフショア投資よりも時間が掛かるデメリットもあるものの、これらを差し引いても、メリットの方が割合としては大きいといえます。
例えば、株式や債券へ投資して運用した場合は、株式市場が上昇すれば、債券市場は下落するといったものとは関係ない、オルタナティブ投資といった株式や債券の動向も関係ないイギリスの学生寮ファンドやイギリスの介護住宅のファンドを投資対象としているオルタナティブファンドへの投資も可能です。
こんな方にお薦め
ただしFXや仮想通貨のように短期投資を求めている方には向いていないといえます。
デメリットで時間が掛かる点に心配がある方であれば、通常のオフショア投資への投資も考えておくと良いでしょう。
オフショア資産管理口座をお持ちになりたい方でお薦めの方は、外貨預金で貯めた方やFXに投資して自動運用されている方は、FXで軍資金と長期で運用する外貨を分けたい方にとってもお薦めです。
オフショア投資の相談ならMBA・FPオフィスALIVE
オフショア資産管理口座以外にも通常のオフショア投資も対応しております。
オフショア投資は、RL360°やDominionCapitalStrategyなどの相談も受け付けています。
DominionCapitalStrategyについてはもう少しで参入する予定です。
一応、RL360°やFTLIFE、SUNLIFE、BMIそしてドミニオンは提携代理店はバラバラですが、お客様がどのようなところを重視しているのかを考えて提案させていただいています。
NISAと別にオフショア投資をしたい方もいらっしゃいましたら合うものについてもお話しできればと思います。
まだ伝えたいことは沢山ございますが、興味があるもしくはわからないことなどがあれば、連絡をしていただければと思います。
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