海外銀行口座IN香港をMBA取得のFPが解説
MBA・FPオフィスALIVE代表國弘泰治です。
意味不明なタイトルと思うかもしれませんが、内容としては香港の銀行にフォーカスしています。
海外口座活用の4つの条件と香港
香港で海外口座を活用するとなると「どこの国なのか?」「どこの銀行で口座を開設するのか?」といったことが重要です。
「どこでもいいや」もしくは「ブランドで選んでしまう」といった事もあるかと思いますが、世界のすべての銀行が無条件で口座を開設するわけでもございません。
今回は海外口座活用で抑えるべき4点を説明していきます。
①日本から近い②国際的な金融都市③国際標準を満たした金融機関があること④タックスヘイブンであることです。
香港は日本から近いタックスヘイブンで国際金融都市
先ほど海外口座活用の4つの条件で説明したように日本に近いとなるとアジアなので香港・シンガポール・マレーシア連邦のラブアン島がありますが、日本から一番近い国際金融都市でタックスヘイブンだけでも香港が近く、更に金融機関もHSBC香港やCitibankHomgKongといった国際的に有名な金融機関が海外銀行口座については以前にもお話をしましたが、その中でも香港は日本から一番近いタックスヘイブンであり、国際金融都市と言われています。
更に日本と違い、預金の金利や株式や投資信託などで資産運用をしても課税されないメリットがございます。
その他にも投資の自由度も極めて高いことや米ドルが基軸通貨とされています。
そして現地通貨である香港ドルが並行して幅広く利用されており、ユーロや英国ポンドも必要に応じて自由に売買可能となっています。
こういうのって日本でもできるのではと思う方も多いかと思いますが、日本でするとなれば米ドルやユーロが自由に送金ができないといった点があります。
この点では日本から一番近いかつ国際標準を満たした金融機関の存在、アジアだけでなく国際的な金融都市そしてタックスヘイブンであるという点で香港が魅力といえます。
今回は香港でしたが、シンガポールもアジア圏内にあることや銀行もHSBCやCitibankInternationalPersonalBankSingaporeといった金融機関もございます。
今回挙げたもの以外の金融機関もあったりしますので、香港よりシンガポールが良いとなればインターネットでお申し込みができるものがあれば、香港でもシンガポールでも良いかもしれません。
オフショアバンクとオンショアバンクどっちが良いの??
オフショアについては海外といった意味を持っています。その中でもタックスヘイブンと言われる日本より税率が著しく低い国のことを言います。
そしてオフショアという言葉に対してオンショアという言葉がございます。
オンショアは国内という意味です。
オフショアやオンショアの違いとしては、その国に住んでいない人に対して税金を払わないもしくは著しく税金が少ないか、居住者と同じ税金を支払わないといけないのかといった意味がございます。
それではオフショアバンクとオンショアバンクどちらがいいのか説明していきます。
オフショアバンクとオンショアバンクそれぞれのポイント
オフショアバンクはタックスヘイブン地域のもので代表的な地域が香港やシンガポールそしてマレーシア連邦ラブアン島で、日本以外であればケイマン諸島やマン島、ブリティッシュヴァージン島そしてドバイが代表的です。
それに対してオンショアは日本もそうですが、アメリカ、ハワイ、中国、タイ、カンボジアなどです。
この点を考えると、日本に居ながら海外銀行口座を作るとなるとタックスヘイブンだから日本の税金は掛からないかというとそういうことはございません。
あくまで口座を開設している銀行の国の税金は掛かりませんが、日本に居住している場合は
税金が掛かります。
そしてオンショアバンクになると、こちらも税金が掛かりますので、二重課税になる場合がございます。
そこで、二重課税になったら確定申告で外国税額控除を申請することです。
外国税額控除は国税庁のホームページをご確認していただくと良いでしょう。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1240.htm
この点を考えると、オフショアバンクとオンショアバンクどちらが良いかと言いますと、現地の税金は払わず、日本の税金だけであればオフショアバンク、両方支払って外国税額控除を確定申告で行う場合はオンショアバンクそして両方嫌なら非居住者になることです。
日本に住みながらオフショアバンクの口座を運用したいのであれば、日本の金融機関よりは利回りも高いので投資してみると良いでしょう。
この点を考えると、オフショアバンクの口座開設がお薦めです。
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