金融資産のリスクについてFPが解説

MBA・FPオフィスALIVE代表國弘泰治です。

NISAやiDeCoそしてオフショア投資をするとなれば金融資産への投資は必須ですが、投資するとしてもリスクはつきものですよね?

今回は金融商品のリスクについて説明していきたいと思います。

金融資産にはどんなリスクがあるのか??

先ほど、金融資産に投資をするとなればリスクがあるとお伝えしましたが、だからといって老後資金を貯めたいそして子供の学費を貯めたいとなればリスクと向き合わなければ難しいといえます。

金融資産には5つのリスクがございまして、①価格リスク②金利リスク③為替リスク④信用リスク⑤流動性リスクがございます。

次にそれぞれのリスクとリスクと向き合うためにどうしたらいいのかのお話をしていければと思います。

5つのリスクの説明とリスクとの向き合い方

先ほどリスクについてどのようなものがあるか5つ説明をしましたが、5つのリスクについて説明していきます。

価格リスク

株式や株式等を投資対象にした投資信託(ETFなど)に投資をすると株価の変動によって資産価値が変動していきます。

株式であれば株価が乱高下することで資産価値が変わってくるということになります。

金利リスク

こちらは債券型の投資信託に見られるもので、債券であれば金利が上がれば価格が下がり、金利が下がれば価格が上がるというものです。

為替リスク

為替リスクに関しては、日本の株式や日本の債券であれば関係はございません。

為替変動リスクに関しては米国株などの株式や米国債券などの債券にございます。

例えば、昨年の円安で考えてみましょう。

昨年は大きな円安がございましたが、その場合外貨資産は増えています。

そして現在でお話しすると1ドル150円代の円安の時と比較すれば、2023年2月15日の終値が1ドル133.92円です。

昨年の150円代と比較して明らかに円高ですね!!

円高であるということは、円安の時より逆となりますので外貨資産は減少していることになります。

信用リスク

投資先が破綻するリスクのことを言います。例えば個人向け国債へ投資対象としていたら国、社債を購入していたら社債の発行先です。

流動性リスク

こちらは現金化がされないもしくは遅いといったリスクです。

こちらに関しては、金融資産にはあまり見られないと言ってもいいかもしれませんね。

為替市場取引所はほぼ24時間取引することができ、マーケット参加者も多いので流動リスクはあまり見られません。

以上でリスクについて説明をしましたが、その中で思ったこととしては「どこの株式なのか??」「どこの債券なのか??」によってリスクも変わってきます。

例えば、日本の株式であれば価格リスクと信用リスク、日本の債券であれば金利リスクと信用リスクとなり、外国の株式や債券であれば日本の株式や債券のリスクに加えて為替リスクが加わります。

だからといって投資をやめてはいけないとは言いませんが、資産を増やすのであればリスクを取るというのが原則です。

そこで今回はリスクの向き合い方について説明していきます。

5つのリスクの向き合い方

リスクの向き合い方については、おもにこの3つを実践することでリスクを減少することが可能です。

この方法は金融庁でもお話している内容で①分散投資②長期投資③時間分散の3つを行うことで可能です。

分散投資

異なった金融資産へ投資していきましょうということです。

例えば卵を例としましょう。卵を同じかごに入れず、何個かのカゴに分けて入れていくことで卵を割れるリスクを減少させることが可能なわけです。

長期投資

長期投資は長期保有のことで金融資産を長期で保有することで金融資産をたくさん作ることが可能であるということです。

時間分散

5つのリスクのあるものは価格変動はつきものといっても良いでしょう。

そこで一定額積み立てながら行っていけば、安定的で効率的な資産運用が可能となります。

5つのリスクとどう向き合うのか考えていくとなれば、つみたてNISAであれば1つの投資信託に全額投資をするのでなく、様々なファンドに投資していくことがリスクと向き合う重要なポイントとなっています。

オフショア投資も同様です。

オフショア投資の場合も、株式と債券の割合もそうですし、株式だけで投資したいのであれば米国以外で中国株への投資も国を変えてのリスク回避にもつながります。

その他にもIT株だけでなくヘルスケア企業の株式に投資するといったことは行うことが重要です。

わからないことや相談したいといった要望がございましたらalive.kunihiro@gmail.comまでご連絡いただきますと幸いです。

依頼が来ましたら、飛んで喜びます笑

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